おにへいの冒険者ギルド物語2

放置系RPG 冒険者ギルド物語2のファンブログです。

パブリックコメントを提出しました

香川県ネット・ゲーム規制条例案について、

1ゲーマーとして

1父親として

1有権者として

思うところがありましたので、下記の通りパブリックコメントを提出致しました。

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香川県議会議長大山一郎 殿

私はネット・ゲーム依存症対策条例の制定に反対します。

 

子どものネット・ゲーム時間等の管理は本来各家庭での「しつけ」の範疇であり、それを条例で定めると言うのはナンセンスであります。

 

依存症は結果の話です。

ネット・ゲームの依存症対策に乗り出す前に、「なぜ依存症に陥らざるをえなかったのか?」と言う真因を明らかにすべきであります。

依存症に陥る子どもたちには家庭の不和、学校のいじめなどはありませんでしたか。

真因の対処をせずにネット・ゲームを取り上げても無意味です。

 

平成28年度制定の香川県教育大綱では、

「学びにチャレンジできる環境づくり」が掲げられています。

誰でもいつでもどこでも主体的、自発的に学習できるツールとしてインターネットによる調べ学習は欠かせません。

そこに時間制限をかけるのは子どもたちの飽くなき好奇心に、大人の都合で蓋をしてしまうことになりませんか?

インターネットを通して世界中の人とやり取りできる環境は使わなければもったいないです。

ネット上でやり取りされる言語の53%は英語です。英語が分からないと情報収集やコミュニケーションに困りますから、インターネットの使用は英語学習の動機付けにもなります。

 

世の中には勉強もスポーツも苦手で自己肯定感の低い子どもがいます。

これは勉強とスポーツの成績以外に子どもの評価尺度を持たなかったこれまでの大人の責任です。

価値観の多様性を謳いながら、

「子どもたちは勉強とスポーツに励めば良い」と言う大人好みの枠にハメこんでしまう状態は正しいでしょうか。

ゲームが得意な子どもは誰が認めて、どう自信を持たせてあげれば良いのでしょう。

今やeSportsがあります。eSportsは年齢、性別、身体能力、ハンディキャップ関係なく技術が競えるものです。

ここでもスポーツと同様に他者と競う楽しみ、練習を重ねて成長する喜びがあります。

そこで足枷となりうるのが本県における条例案です。

スポーツ少年団や部活動で「練習は1日60分まで」とかあり得ません。鍛えてるんですから当然です。

ゲームが得意な子どもが真剣にeSportsに取り組もうとした時に、条例のせいで練習できないのでは本末転倒ではありませんか。

子どもの可能性を拡げるのが大人の役割です。

それを潰しかねない条例の廃案を求めます。

 

県会議員のみなさんへ。

おそらく条例は成立するでしょうが、ゲーム規制された子どもたちは、数年後に香川県の「有権者」になる事をお忘れなく。