酒場のテーブルに向かい合いファリアとゲオルグがアッサムティーを飲みながら語り合っている。酒が飲めないファリアへのサリーからの計らいだろう。
普段は沈黙の男ゲオルグもファリアの前では例外だ。
ファリア エルフ
「はぁ、アイテム図鑑埋めるのも大変ですね」
「そんな一朝一夕には埋まらないさ。一体この世界にどれだけアイテムがあると言うんだい?」
ファリア エルフ
「でも半年前よりは集まった気がするわ。マスターも1年半かかってようやく神々の宴に挑戦し始めたしね!」
「秋にトレハンアイテム集めに時間かかったからぁ。とにかくアイテム図鑑埋めは早いうちにする方がいい」
ファリア エルフ
「へー、なんで?」
「例えば今日の日替わりアイテム一覧を見てくれ。コイツをどう思う?」
ファリア エルフ
「すごく…豪華です」
「アイテム図鑑を埋めることで、日替わりアイテムのメニューが増えるんだよ!並ぶアイテムは魔造生物を含めて自分が一度手に入れる必要があるけどな。今日みたいに超レアが並ぶ事もあるから交換出来たらラッキーだよな。マスターなんて日替わりで手に入れた超レア世界を征するを『征しました!』って自慢してたぞ」
ファリア エルフ
「痛いですね」
「俺は超レアを得る手段が超レアの本質を変えるとは思わないが、まぁ、痛いよな。」
マエザワ ゾゾ村村長
「やぁ!弱小ギルドの皆さん!アイテム図鑑を埋めるなんて簡単ですよ!」
ファリア エルフ
「うっ、また禍々しい人が現れた」
マエザワ ゾゾ村村長
「図鑑埋めには金を!ゴールドの力を使うんです!」
マエザワ ゾゾ村村長
「あなたの村の弱小店舗をごらんなさい。買えるアイテムいっぱいありますよ?使う使わないに関わらず、忘却の書や種族専用装備を一度買うだけでアイテム図鑑に登録されるんです!とりあえず一通り買っておきましょう!」
マエザワ ゾゾ村村長
「資本を持たない皆さんは残念ながら汗を流してもらうしかありませんな(笑)モンスター図鑑とにらめっこして、未取得のドロップアイテムを潰していくのです!私には全く関係ない世界ですがね!HAHAHA!」
マエザワ ゾゾ村村長
「最後の手段はメニュー表から作れそうなモノを片端からゴーリキ…じゃなかった、合成すれば良いですね!竜鱗超重鎧なんてどうですか?金竜超重鎧まで合成したらそれだけで8種類分の図鑑が埋まりますよ!あとは守護剣合成ですね!」
「未作成のアイテムは青色で書かれてますからマメに確認して作った方が良いですな」
「独壇場だな。ゾゾ村村長恐るべし」
ファリア エルフ
「私たちも頑張ってバベルの塔攻略を続けましょー!」